macOS の音声入力精度は、依然として不十分

9月25日の macOS Mojave 登場を控え、それはどんな UI と UX を私たちに提供してくれるのか、楽しみは、じわじわと来ているところです。

それはそうと、macOS の音声入力精度は上がったのだろうかと、ふと頭に浮かんだので実験をしてみました。

比較に使用したのは、macOS High Sierra の MacBook と iOS 12 の iPhone 8 。

読み上げる原稿は、朝日新聞「be on Saturday（2018年9月22日号）」10面の「（be between 読者とつくる）宝くじを買ったことがありますか？」から。

【原稿】

宝くじを買ったことがありますか？ 　宝くじといえば、以前は年末を連想した。ところが今や、高額が当たるジャンボは、バレンタインだのハロウィンだのと、年に５回販売されている。年がら年中、いろんな宝くじがあふれています。みなさん、買っていますか？

【MacBook（macOS High Sierra）での音声入力結果】

宝くじを買ったことがありますか?前半年末を連想した。ところがいまや、音楽が当たるジャンルは、バレンタインだのハロウインだと、ねんにアンダーライン年賀ラーメン10点いろんな宝くじがあふれています。皆さん、買っていますか?

【iPhone 8（iOS 12）での音声入力結果】

宝くじを買ったことがありますか?

宝くじと言えば、以前は年末を連想した。ところが今や、工学が当たるジャンボは、バレンタインだのハロウィンだのと、年に誤解販売されている。年がら年中、いろんな宝くじが溢れています。皆さん、買っていますか?

結果は上記のとおりで、なかなか macOS と iOS の差が縮まりません。そして今でも macOS は「改行」を理解してくれません。

iPhone で音声入力する人は、Mac で音声入力する人に比べて断然多く、その多さが、ますます iOS とつながるサーバと人工知能が学習を重ね、能力を高めていっているのでしょう。

macOS の場合は実行件数が少なくて、その流れが不十分であり、サーバと人工知能の学習が進化していかない状態にあるのではと思います。

macOS Mojave になっても状態はあまり変わらないとは思いますが、9月25日以降、実験してみたいと思います。仕事上でも結構、音声入力は大切で必要な機能なのです。